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リサイクルで、船 [釣り具の製作]

 5月中は、焼印の練習をしていました。6月に入り、目についたのが、10年以上、放置された、太陽熱温水器の残骸です。上質なステンレスなので、ほとんど、劣化が起こっていません。何か使えないかと考え、思い浮かんだのが、船です。

     

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 まず、コピー用紙で、アイデアを形にしてみました。

     

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 具体化の条件は、現在の自家用車、軽四のミラに積み込めることと、実用的な事です。

     

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カーボンロットの話 [釣り具の製作]

 良い竿の条件

 私は、錘重量の選択に、注意を払います。ヘラ浮子の性能を、最大に、発揮させられるからです。一般に、竿は、錘が軽くなると、振り込みにくくなります。落とし込みや、振り切りなどの、コントロールが難しくなります。

 良い竿の条件は、軽い錘重量でも、軽快に捌け、思惑通りの、プレゼンテーションが出来る竿です。

  

 テスト

 錘と、ヘラ浮子の間隔を、竿の長さの、2割程度の長さにして、送り込みをします。少々の向かい風でも、余裕をもって、コントロールできれば、〇です。良い条件なら、何とか使えるなら、△です。悪条件の下でも、軽快に使えるなら、◎です。軽い重量に、〇が付けば、良い竿になります。

 送り込み能力の、高い竿は、回し振りでも、タスキ振りでも、仕掛けが、素直に追従します。取り込みも、快適です。

 世間の評判と、全く関係なく、評価が下されます。

  

 事件

 これまで、18尺くらいの長さでは、1.1gに△が付けば、良い方でした。0.96gの場合、追い風でないと、失速して、コントロールできません。

     

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 硬めの21尺に、袴を作り、17.7尺で、使いました。0.96gに〇に近い、△が付けられました。回し振出は、仕掛けが、気持ちよく追従するので、軽快に捌けます。袴で、市販品より、高評価になったのです。

     

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込み合わせの、アレコレ [釣り具の製作]

 断捨離終了
 万力の処分をする為、多くの竿掛けを、リメイクしたり、新調したりし、メンテナンスもしました。これらのほとんどは、釣り具倉庫101に販売を委託しました。手元に残したのは、この2セットでした。

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 1本物の竿掛けは、1部分を2重にした、柔らかく、返りの速い、猫足の竿掛けです。歯車の万力がセットされています。

 2本物は、同じ万力で、1本半でも使えるもので、竹が2重になった竿掛けです。2重の効果は、他の竹と、一味違った、高い反発力で、速い返りを生んでいます。

 セットの万力は、八岐大蛇、彫刻万力で、四神の彫刻万力と同じタイプです。製作時期は、随分前で、最初の作品です。

 この万力は、後ろネジで、微調整が効くことと、使用中に、角度が変わらないことが利点です。万力に、8頭の蛇、竿枕は尻尾です。

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 この万力は、様々な竿掛けと合わせ、使用してきました。今回、2度目の、芯棒抜き替えをしています。
     

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「塗り」の手法 [釣り具の製作]

 仕上げ
 仕上げ方法は、「漆の塗り仕上げ」、「ウレタンの塗り仕上げ」、「漆の拭き込み仕上げ」の3パターンから、選んでいます。

 特徴
 漆の塗り仕上げは、落ち着いた艶があり、上品な仕上がりになります。長持ちさせるには、まめに、メンテナンスをする必要が有ります。

 ウレタンの塗り仕上げは、丁寧に扱っていれば、長く、メンテナンスフリーで使えます。しかし、剥離や、変色が始まると、全体を剥がして、塗り直すなど、大変です。

 漆の拭き込み仕上げは、長持ちしませんが、メンテナンスが、非常に楽です。多くの場合、洗浄して、表面を軽く荒らし、漆を拭き直せば、新品に戻ります。

 使い分け
 竿掛けは、ウレタンの塗り仕上げが多く、自分で面倒を見るものに限り、漆の塗り仕上げにしています。

 万力などで、「紫檀」や、「黒檀」など、硬く、塗料の浸透し難い材料は、ウレタンが、剥離し易くなります。この様な材料は、漆の拭き込みです。拭き込むほどに、味も出て来ます。

 杜松などの柔らかい木材は、木固めエースを浸透させてから、漆の拭き込みをしています。

 以前、杜松などは、ウレタンの塗り仕上げでしたが、何かにぶつけたり、擦ったりすると、長持ちしないので、最近は、採用が減りました。

 美しく、仕上げる鍵は、塗料の塗り方、私の手法を紹介します。

 塗料

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 2液ウレタンは、粘着性が高く、竹や金属などにも、塗れます。多くの材料に使え、以前と違い、変色も無くなりました。

 ウレタンは、開封すると、変質しやすくなります。使いかけは、光を遮断して、保管すると、長持ちします。

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竿掛けの装飾 [釣り具の製作]

 夏の酷暑で遅れていた、竿掛けの製作も、完成が近づいてきました。装飾は、鮫皮巻、篭目編み、互菱編みと、マーブルカラーです。

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 鮫皮巻
 鮫皮巻は、浅く研ぎ、水玉文様にする場合と、ぎりぎりまで深く研ぎ、網目文様にする場合があります。今回は、上、網目文様にしました。

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2本物の竿掛け [釣り具の製作]

 竿掛けに、求めるもの
 竿掛けには、3つの要素を考えます。面白さ、利便性、フィーリングです。

 金継ぎの竿掛け、ラッキョウ竹の竿掛けは、面白さを優先しています。

 カーボンの竿掛けは、1本、1本半、2本で使える様にされています。竹にも、同じようなものが有ります。長竿に合わせているので、短い竿には、硬すぎます。

 利便性を重視すると、フィーリングが、犠牲になるのは、避けられません。

 私は、様々な試みで、竿掛けを作っています。面白さを求めたり、フィーリングを求めたりです。1本物では、柔らかな竹に、短い、ハードな竹を、何本か継ぐことで、一つの答えを出しました。

 フィーリング
 竿掛けは、竿を乗せた時、適度に曲がり、その弾力で、合わせをアシストしてくれます。

 カーボンと、竹では、合わせの動作が、異なります。竹竿では、肘を伸ばし、竿を、押し出すようにします。カーボンでは、手首を返し、斜め前方に上げます。

 竹竿には、少しハードで、胴調子、カーボンでは、ソフトで、返りが速い、先調子が、ベストと考えています。

 近況
 2本物の竿掛けを、製作中だが、冷房の無い作業場なので、込み合わせまで進んでから、ストップしています。雨が降るなど、酷暑が、一段落してほしい。

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 これが材料、現在は、万力に取り付け、竿が乗せられるので、比較試験をすることにした。

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セットの竿掛け作り [釣り具の製作]

 これまで、多くの万力を作ったが、合わせる竿掛けが、足りていない。断捨離の為、マッチする竿掛けを、作ることにした。サメ皮や、貝など、材料も多いので、贅沢に使う事にする。

 オーバーホールした、これらの万力、短い、華やかな、竿掛けが欲しい。

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 ベースデザインは、この竿掛け、竿に優しく、返りが速い、しかも余分に曲がらない。大事な、愛用品になっている。

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 2本ある、これを、再利用することにした。

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金継ぎの竿掛け [釣り具の製作]

 リフォーム
 10年くらい前に作った竿掛け、栽培竹の、半製品を購入して作ったものだ。最近、乾漆の装飾部分が、傷んできたので、リフォームすることにした。超極細の藤を使い、網代巻にすることにした。

 この竿掛けは、竹の組織がしっかりしていて、柔らかいが腰が強い。カーボン12尺くらいまでが、乗せられる。小節で、美しい、優等生の竹なので、高級な材料を使い、オーソドックスな手法を選んだ。

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 天然であれ、栽培であれ、良い竹は、完成品にする。2番手は、半製品、3番手は、火入れ済、最後は、原竹のままである。良いものは、コストを掛け、高く売る。残念な物は、手間を省き、易く売りさばく。これが、普通の考え方。良い竹が欲しいなら、完成品や、半製品を、信用のおける店で選ぶ。掘り出し物は、見つからないと、思った方が良い。

 今回の主役は、この竹、節目が深く凹み、普通には、節抜きも出来ない。竹の組織が、スカスカで、ごみ箱に入ってもおかしくない。

 しかし、1.4m位で、13節、小節で、節間のバランスも良い。ポコポコした形は、面白みが有る。

 このような竹は、良し悪しでなく、面白いかどうかで、評価すべき。「銘品」は、出来ないが、「へうげもの」が、出来る。

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 13節のうち、8節が、この様な状態、アイデアが必要である。

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釣り台の製作 2 [釣り具の製作]

心棒を外して、様々なことを試したが、組み立てが厄介になり、また安全の確保も難しくなった。心棒を入れ、基本の形状で使うことにした。
    

定番の釣り場では、チーズとエルボーを接着した足を、組み合わせるだけでセットが出来るようにしました。
     
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 外れないようにベルトを締めると完了です。
     
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釣り台の製作 1 [釣り具の製作]

私の使っている釣り台は、アミツが昭和59年に製作したものである。頑丈な台も、流石に、傷みが激しくなってきている。そこで、釣り台を考えることにした。材料は、何処のホームセンターにもある、イレクターパイプを使うことにした。手に入れやすく、パーツの種類も多い、発展させて、様々な場所で使えそうな気がしたのです。
     
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普通に使えば、このような形が考えられる。
     
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 他にも、色々、組み替えてみた。
     
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