SSブログ

セットの竿掛け作り [釣り具の製作]

 これまで、多くの万力を作ったが、合わせる竿掛けが、足りていない。断捨離の為、マッチする竿掛けを、作ることにした。サメ皮や、貝など、材料も多いので、贅沢に使う事にする。

 オーバーホールした、これらの万力、短い、華やかな、竿掛けが欲しい。

     P7140022.jpg
     P7140023.jpg
     P7140025.jpg

 ベースデザインは、この竿掛け、竿に優しく、返りが速い、しかも余分に曲がらない。大事な、愛用品になっている。

     P7210027.jpg

 2本ある、これを、再利用することにした。

     P7020001.jpg

 必要な部分を、カットして、印籠継ぎにして、接着する。今回は、テーパーが急な為、絞り加工を使った。表皮に近い、丈夫な部分を、活かすことが出来る。また、跳ね返る力は、エポキシでの接着に、効果を発揮する。

     P7020003.jpg

 削る時は、先端を、竹に入れて加工する。

     P7030004.jpg

 竿掛けの、ベースが、出来上がった。今回は、隙間の装飾に、象牙も、使う事にした。

     P7040006.jpg

 象牙の加工
 象牙は、印材の端切れが、販売されている。薄くとも、ひび割れの少ない、右端がお勧め品です。

     P7080007.jpg  

 片端を、ガムテープで固定した、木製の簡易バイスが、意外に機能してくれる。

     P7080011.jpg 

 大きく切る時は、軽金属用の鋸、細かく切る時は、バローベ5/0を使用した。

     P7080010.jpg 

 金属用ヤスリと、サンドペーパーで、内外の加工をした。

     P7080012.jpg 
     P7080009.jpg

 輪ゴムで組み合わせ、糸で固定する。接着剤は、木固めエースを使用した。3~4回、浸みこませ、2日間、乾燥、硬化させる。

     P7080013.jpg
     P7080014.jpg

 パーツの数が多い為、何処かに、隙間が出来てしまう。胡粉と、木固めエースで、目止め処理をする。

     P7080016.jpg

 外側の加工後、木固めエースで、コーティングする。藤や、糸の塗料で、線や、シミが、入らない様にするためだ。

 装飾のベースが完成し、下塗りの乾燥中。

     P7090020.jpg
     P7090021.jpg

 セット内容

 龍虎の万力、竿掛け(長さ880mm)
 元から、超極細藤巻、ワンポイント象牙、乾漆ヘラブナ卵殻蒔絵、乾漆に藤互菱編、乾漆に龍切金、先は、藤とサメ皮巻です。

     P7220028.jpg
     P7220029.jpg
     P7220030.jpg
     P7220031.jpg

 朱雀万力、竿掛け(長さ820mm)
 元から、超極細藤巻、ワンポイント象牙、乾漆に朱雀切金、乾漆に藤互菱編、サメ皮巻、先は、乾漆メキシコ産青貝の螺鈿です。

     P7220038.jpg
     P7220006.jpg
     P7220039.jpg
     P7220042.jpg

 杜松万力、竿掛け(長さ915mm)
 元から、蝶乾漆キンマ、象牙、サメ皮巻、乾漆にヘラブナ卵殻蒔絵、先は、超極細藤巻と象牙です。

     P7220033.jpg
     P7220034.jpg
     P7220035.jpg
     P7220036.jpg

 ギア万力(カイヅカイブキ)、目無し13節、合竹、超極細藤巻

     P7220045.jpg
     P7220005.jpg
     P7220050.jpg

 杜松万力、1本半段巻竿掛け、勝ち虫(トンボ)螺鈿

     P7220051.jpg
     P7220003.jpg
     P7220054.jpg

 今回の、3本の竿掛けは、未完成です。8月上旬より、釣り具倉庫101にて販売予定です。

 尚、完全委託の為、価格など、問い合わせには、お答え出来ません。


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:[必須]
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

釣り具の断捨離2本物の竿掛け ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。