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焼印のモデルチェンジ [焼印の作り方]

 竹用の焼印

 饅頭や、蒲鉾など、食品に使われる焼印は、横向きで、軽く作られています。軽く押したり、叩くようにしたり、職人は、一瞬で、刻印します。


 皮製品に使われるものは、ロゴやマークなどを、凹ませるだけで、焼き色は、ごく薄くなっています。


 箱などの、木製品に使われる焼印は、印鑑や、スタンプに近く、インクの代わりが、焦げ目という感じです。

  

 竿や、楽器に使われるのが、竹用の焼印です。曲面に押される為、他とは、大きく違った特徴があります。

 先ず、サイズです。バランスがある為、汎用性が低くなります。


     P2210014.jpg

    

 焼印の横幅に対し、竹の直径は、2倍から4倍くらいが、適正値です。小さすぎる焼印は、貧弱に見えます。大きければ、不格好なうえ、失敗も増えます。

    

 タナゴ竿なら、枠幅4mm、ヘラ竿なら、枠幅5mm、船竿や磯竿なら、枠幅6mmくらいでしょう。

 

 竹用の焼印は、押し当て、喰い込ませて、回し込みます。しかし、竹は、熱が加わると、油が浸み出し、滑り易くなります。竹に、十分、喰い込まない焼印は、失敗が多くなります。

 また、長く押し当てる事になる為、空間の小さな焼印は、丸焼けが多くなります。

   

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カーボンロットの話 [釣り具の製作]

 良い竿の条件

 私は、錘重量の選択に、注意を払います。ヘラ浮子の性能を、最大に、発揮させられるからです。一般に、竿は、錘が軽くなると、振り込みにくくなります。落とし込みや、振り切りなどの、コントロールが難しくなります。

 良い竿の条件は、軽い錘重量でも、軽快に捌け、思惑通りの、プレゼンテーションが出来る竿です。

  

 テスト

 錘と、ヘラ浮子の間隔を、竿の長さの、2割程度の長さにして、送り込みをします。少々の向かい風でも、余裕をもって、コントロールできれば、〇です。良い条件なら、何とか使えるなら、△です。悪条件の下でも、軽快に使えるなら、◎です。軽い重量に、〇が付けば、良い竿になります。

 送り込み能力の、高い竿は、回し振りでも、タスキ振りでも、仕掛けが、素直に追従します。取り込みも、快適です。

 世間の評判と、全く関係なく、評価が下されます。

  

 事件

 これまで、18尺くらいの長さでは、1.1gに△が付けば、良い方でした。0.96gの場合、追い風でないと、失速して、コントロールできません。

     

     P9180001.jpg

     

 硬めの21尺に、袴を作り、17.7尺で、使いました。0.96gに〇に近い、△が付けられました。回し振出は、仕掛けが、気持ちよく追従するので、軽快に捌けます。袴で、市販品より、高評価になったのです。

     

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SPFと、コンパネの田船 [妄想釣人]

 オダを、設置するには、船が必要になります。

 ゴムボートは、転覆や、バーストの危険が高く、作業には使えません。

 荷物を載せた時の、安定を考えると、木造の船、田船が必要です。

 そこで、1/10スケールで、田船の模型を作ってみました。

 材料は、38mm×89mm×1820mmの、SPF材と、JASコンパネを使う設定です。

 SPF材が、20本くらい、コンパネは4枚、他に、コースレッドや塗料などが必要になります。

      

     PB010073.jpg

    

 模型の材料は、バルサと、ボール紙です。

 この模型を参考にすれば、サイズを変えたり、設計を変更したり、間違い少なくなります。

     

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オダの妄想 [妄想釣人]

 鵜の、食害問題で、風越池は、最悪の条件が、揃っています。しかし、多くの釣り人は、この問題に、楽観的です。根拠なく、放流すれば、魚が増えると思っているようです。

 残念ながら、鵜の増えた今日、池を取り巻く状況は、一変しています。行き当たりバッタリの放流は、池の魚を、大きく減らします。

 魚を増やしたいのなら、オダを設置して、池の環境を、変えることを、何より、優先しなくては、なりません。

    

 何処に、何を

    

     PA290001.jpg

    

 ピンクの部分、釣りのスペースに、障害物は、作ることが出来ません。隣接地に、安全な施設(オダ)を設置することが必要です。

     

 風越池の南西端、ここには、葭原が有りました。代替施設を作るのが良いでしょう。

   

 残りの部分、何もしなければ、鵜の狩り場になってしまいます。邪魔をしなくては、いけません。

    

 具体化

 食害対策のオダは、ほとんど、前例がないようでした。そこで、発想を、具体化するために、模型を作り、試行錯誤をします。簡単に検証して、有効な物にするのです。

    

     PA310071.jpg

     

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川鵜の話 [妄想釣人]

 歴史

 川鵜は、1970年頃、絶滅の危機で、3千羽程度まで減少していました。水質汚染で、魚が減り、少ない魚も、汚濁が酷く、巧く獲れません。公害が、原因でした。

 

 1990年頃から、川鵜は、数を増やし始め、現在は、15万羽以上になっています。水質の改善で、魚が増えた上に、護岸工事や、葭原の埋め立てで、魚の逃げ場が減ったことが、増加を後押ししました。

  

 増えるとともに、食害が問題になり、2007年狩猟対象になりました。

 

 スペック

 平均的なサイズは、体長85cm、翼間長145cm、体重1.8kgです。

     

     PA180018.jpg

    

 寿命は10年~15年、自然状態最長寿23.5年です。

 飛行速度は、60km/h、最大移動距離90km、餌場移動50km以内です。

     

     PA180019.jpg

   

 最大潜航深度は、37m、平均潜航時間40秒くらい、最長潜航時間72秒です。

 泳ぐ速度は、通常2.5m/s、最大速度4.5~4.8m/sです。

     

     PA180020.jpg

    

 

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