48本で、袋編み [籐、編み付けの世界]
藤 網代 袋編み [籐、編み付けの世界]
網代、筒編み [籐、編み付けの世界]
違った手法で、互菱編 [籐、編み付けの世界]
少し涼しくなり、竿掛け作りが、前に進みだしました。装飾は、サメ皮巻、カゴメ編み、互菱編を、採用する事に決めました。今回は、互菱編、違った手法で、試します。
真鍮線で、互菱編
編み込み部分の、縦の長さ、この1.8倍で、真鍮線をカットします。数は、1周の、目数の4倍です。
工具として、真ん中に、凹みを付けた、ヘラを、竹の割りばしを、削って作りました。
半数の真鍮線、その2本を、2回捻って、ヘラを当てて2回捻る、ヘラを当てて2回捻る。これを最後まで繰り返します。
袴作り [籐、編み付けの世界]
新年、あけまして、おめでとうございます。
ヘラ浮子は、未だ、決断できず、迷宮の中です。
今回は、元旦から作り始めた、竿袴です。網代編みを、輪ゴムを使って、編みつけます。
土台
21尺の竿で、18尺の袴を作りました。土台は、竿の12mm径に対し、15mmの竹を使います。皮を削り落とし、日輪、ワンポイント絹糸SSで下巻、漆を塗って固めました。
穴の拡張は、11mmの鋸木の葉錐、テーパーの加工は、10mmパイプに、サンドペーパーを両面テープで貼り付けたものを使いました。
20mmの竹を、8つに割り、土台に貼り付けます。
籐編みの世界 番外編 [籐、編み付けの世界]
巻いて編む
籠編み
魚籠や籠などを作る編み目です。籐のお薦めは「細」立てに入れる籐の本数は、直径(mm)と同じで奇数となるように決めます。次の網代編みの方が楽ですが、どちらも、それほど難しくありません。
握りの場合、細で13~15mくらい必要で、極細で2~3割り増し、超極細で5割強の増加になります。尚、増加率は、どの編み方も同じくらいで、縦の本数も同様です。
網代編み(網代巻)
基本的な編み方で、これが籐編みの世界の入り口です。編み方の構造は、4本一組になります。二本上、二本下、となるように編みます。網代編みと呼ばれる物は、形が変わっても同じ構造になっています。この編み方も「細」がお勧めですが、針外しなどの小物は、もっと細い物が良いでしょう。
立てに入れる籐の本数は、「細」を使うとして、直径(mm)×1.3くらいで4の倍数マイナス1となる数です。
網代編み 一本隙 [籐、編み付けの世界]
網代編みを編むときに籐一本分の隙間をあけて編む事です。今回は、竿尻から直接編み始めることが出来ます。籐の数が半分になるため、無理が生じないためです。
これまでと同様に木の下地を作ります。握りの最大径21.5mm、籐のサイズ細で48本長さ24cmです。下の写真は、デザインをどうするか決めかねていたので、長めの26cmにしています。
籐のセットは一本置きにします。
少し捻って、すぐに編み始めです。
平編み 多束 [籐、編み付けの世界]
下地の作り方は、網代編み1対3と同じです。握りの最大径21.5mm、籐のサイズ細です。短い方が14cm、長い方が24cm、どちらも44本です。
両テーパーに削り、等間隔に取り付け、端の方を瞬間接着剤で固定しています。編み方は、4本ずつ交互に編むだけです。余り難しくありません。4本の籐を一カ所に入れるので、重ならないよう、丁寧に作業を進めることだけです。
網代編み 1対3 [籐、編み付けの世界]
この編み方は、巻いて編む網代編みと同じ編み目が。90度回転した形に編めます。こちらの方が洗練されたデザインに成りますが、手間は4~5倍掛かります。
下地作り
今回の下地はちょっと違います。メーカーで取り付けた、竿の下地を活かして使います。色々な物で下地が作られていますが、多いのはコルクと発泡素材です。
竿に最初に付いている糸を慎重に剥いだら、形を整えます。次に、竿尻の2cmぐらいの下地素材を、取り除きます。籐を縛り付けた後、新聞紙を巻いて形を作ります。エポキシ接着剤を、握り全体に塗ります。そこに、ティッシュペーパーを短冊状に裂いた物を貼り付けます。硬化したところで、紙ヤスリなどで使い形を整えます。防水のために漆を塗ると下地が完成します。
塗りが乾いたら、下地の出来上がりです。
網代編み 基本1 [籐、編み付けの世界]
今回は、網代編みです。基本的な編み方です。皮籐など横幅に対して厚みの少ない籐を使うと編みやすくなります。
今回は、太物(1.2mm幅)を使って編んでいきます。完璧に編むのは難しい籐を選択しました。その理由は後で出てきます。
下地作りは、前回の渦巻きと同じです。握りの最大径21.5mmで60本です。半数の30本(25cm)を竿尻に取り付けてから、握りの土台となる木を取り付けます。残りの30本(12cm)は両側にテーパーを付けておきます。