網代、筒編み [籐、編み付けの世界]
箱作の、皮藤が残りました。2.4mm幅の藤は、竿の握り装飾に、都合の良いサイズです。
網代の、筒編みを作ることにしました。
これが、筒編みです。
使い方は、水に漬けて、柔らかくして、握りに差し込みます。尻穴に、下側の藤を、ピンセットで、巧く重ね合わせて、差し込み、栓を接着します。
筒編みは、押すと太くなり、引っ張ると、細くなります。引っ張ると、握りの土台に沿ってくれます。
網目を整え、接着し、少し削って、糸を巻きました。
これで、網代編みの、編み付けが完成です。
慣れない人は、輪ゴムを掛けると、簡単に、作業が進みます。
鈎外しが完成しました。
編み込みの目止めに、欅粉を使い、漆(本透明8透2弱黒微量)を塗って仕上げました。卵殻で、節目にお洒落をしています。
筒編みの作り方
使用する藤は、0.4~5mmの厚さに、削り揃えました。水に漬け柔らかくした藤を、輪ゴムで固定し、捻って、反対側にもゴムを掛けます。
差し込む藤は、網目に合わせ、2回くぐらせます。こうすると、差し込んだ藤が、安定します。
反対側のゴムを外し、網目側に掛け、少し、編み進めてから、編み初め側の、網目を整えます。
この後は、普通に編み進め、編み込みが終わったら、乾燥させて、マスキングテープを貼り付けます。
使用するときは、テープを外し、心棒を抜いて、先の要領でセットします。
白は、24本、ヘラ竿だと、13尺くらいまで、使えます。茶は、32本、長尺全てで使えます。
太い部分が、13~5cmあるので、竿の握りの装飾で使えます。
残り物で、出来たのは、この3本です。
釣り具倉庫101にて、委託販売します。
次回はこれ!
袋編みです。
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