藤の平編み [木工]
前回の道具は、藤に、一定間隔に、曲げ癖を付けるものです。使用方法は、水を、軽く含ませ、釘の間に差し込み、直ぐに、抜きます。少し乾燥させれば、間隔の揃った、編み物ができます。
3個作り、ヤスリで削り、曲がりの間隔を変えています。
曲がりが入った藤は、楽に編むことが出来ます。
こちらは、網代編み
編み上がった藤は、裏から、吉野紙を糊付けして、裏打ちをしました。
適当にカットして、貼り付けられます。
額縁の様に、45度にカットして、貼り合わせ、箱を作りました。この様な箱は、接着面積が小さく、強度に問題が出ます。今回は、藤の平編みを、補強に使うので、問題が解消します。
藤を貼り付ける部分は、組み付ける前に、削ってあります。
4つの側面は、平編みの市松模様、残った端切れを、上に、貼り付けたデザインです。
隙間を詰めて、編むには、藤を削り、厚みを調節することが、重要になります。包装のボール紙で、厚みを調整する、簡単な冶具を作りました。
今回の藤は、2.4mm幅、0.4mm厚で、巧く編むことが出来ました。
端の部分は、網目が崩れる為、目玉クリップで止めました。これが、意外に、具合が良く編めました。
普通に箱を作り、十文字に、藤を編み、貼り付けるデザインです。交差する部分は、市松模様、単色部分は、網代編みになっています。
蓋をして、貼り付けてから、平編みをカットしています。
藤の部分、最初の箱は、欅の木屑漆で目止め処理、2番目の箱は、目止めをせず、漆(本透明)を塗り重ねました。
完成品がこれ
3mmの、ネオジム磁石で、蓋を止めるようにしたが、屋外で使うには、吸着力が不安、房下がりを併用することにした。
こちらの箱は、5mmのネオジム磁石を使いました。吸着力は、丁度良い感じです。
色々、磁石を使い、正解が出て来ました。
この二つの箱は、釣り具倉庫101にて、委託販売します。ネットには、近日中に、出てくると思います。
2.4mm幅の藤は、まだ、残っています。
次回は、これを使い、新たな、編み付けの世界に、行こう思います。
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