藤 網代 袋編み [籐、編み付けの世界]
筒編みでは、4の倍数で、編むことが出来ますが、袋編みは、8の倍数が、基本になります。網目が、合わなくなる為です。
今回使用している、2.4mm幅の場合、鈎外しや、竿の握り、竿掛けなど、16本、24本、32本のいずれかで編めば、全て対応できます。
編み初めが、問題になるので、見易く、色付けした、基本モデルを作りました。最初が赤、2番目が黒、3番目が緑、4番目が青です。
16本
24本
32本
24本を編む
藤は、削って、0.5mm厚に、揃えています。しかし、幅は、厳密には揃っていません。網目の隙間で、調整し、全体を整えるからです。
2倍の長さの藤、3本(赤)を、藤の、上下関係に気を付けて、編み初めます。
2番目も、2倍長の藤を使います。モデルを見ながら、上下関係に注意をして、差し込んでいきます。
上の写真は、2番目を入れ、3番目の藤を、ゴムに挟んだところです。標準の長さの藤を、モデルを見て、確認して、差し込みます。上下関係は、間違えない様にします。
3番目と、4番目は、外れやすいので、ゴムを複数使い、入れ替えながら、作業を進めています。4番目が入り、網目の狂いが無ければ、一安心です。
3番目と、4番目が入り、2~3段編み進めて、修正をしました。ここまでくると、普通の、網代編みと同じです。
白の藤で、袋編みを、2本作りました。黒の藤の残りで、万年筆型を作りました。これで、2.4mm幅は、使いきりです。
一部分、藤の長さが、足りなかったので、下になるところで、つぎ足しました。瞬間接着剤で、木口を固めて、編み上がりです。
4本の鈎外しが、完成しました。
赤い柄の部分は、パドックと黒檀を貼り合わせています。上の鈎外しは、節目に、卵殻でお化粧しています。
下は、筒編みの鈎外しです。
万年筆型は、黒檀の木粉で、目止め処理をしました。
4本の、鈎外しは、釣り具倉庫101で、委託販売しています。興味のある方は、見てください。
次回は、巻藤を使い、数の多い、網代袋編みをします。
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