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太い文字の、大きな焼印 [焼印の作り方]

 竹用の焼印には、課題が有ります。文字が、6mm以上で、太く、堂々とし書体で、枠が無いものです。

 これまでと同じような、作り方では、線が太い為、食い込まず、滑ってしまい、印章にならないのです。

 今回、堂々とした、太い書体を、8mmという、大型の焼印を作りました。印面を工夫して、竹に、鮮明な印象を、焼き付けられる様にします。

     

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 裏文字を書いたとき、点を、書き忘れたうえ、グラインダーで、端を、削り過ぎてしまいました。しかし、課題の解決には、支障がないので、そのまま、テストを、行いました。

  
 通常の印面は、左端で、赤い部分を、高くします。文字5mmまでなら、問題なく、竹用の焼印になります。しかし、大きくなると、滑って、使えません。今回の、8mmサイズでは、何ともなりませんでした。

     

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 2番目は、外回りを高くして、滑りを抑えようと、考えたものです。

     

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 結果は、残念、思いの外、滑る上、白く抜けることが多くなりました。

    

 3番目は、隈取の様に、線の外側を高くしました。端は、鋭く仕上げています。

     

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 この方法は、成功の様です。ほとんど滑らず、回せます。

 

 巧くいけそうなので、作り直しました。

     

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 印面は、先を丸くした、キサゲで削って、ルーターで、エッジ部分を、慎重に仕上げました。

     

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 試し打ちの結果は、この通りです。

     

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 美しい、印章を、焼き付けるのは、非常に難しい、難易度の、高い、焼印になりました。


 しかし、滑ることは、ほとんど無いので、力の入れ方に、慣れれば、何とかなりそうです。


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