藤編みの小箱 2 治具と工具 [木工]
部材を切り出す作業は、高い精度が要求されます。また、切断面は、厳密な直角が必要です。
長さを、正確にカットする治具は、薄い化粧合板を、アタリとして使いました。この治具、50mm位までの幅ならば、正確に切ることが出来ました。
12mmコンパネに、23mmの足が付けてあり、60mmのバイスが使えます。
幅を、正確に切り出す、縦引き治具。斜め下に、鋸を引くと、余暇面が支えとなる為、安定した加工ができました。
板を乗せる部分は、栂材で、購入後、カンナを丁寧に掛け、歪みや反りを、消しています。特大カッターの元部分と、3mmの朴材を、木工ボンドで接着しています。
台は、12mmコンパネ2枚重ねに、L型金具2個で、本体と繋いでいます。
2mmのアルミ板を、アタリにして、精度を確保します。
カットができたら、削って、精度を上げます。
カンナ台と、豆カンナ、それにL型アルミ材で作った、サンドペーパーブロックで、作業を進めます。カンナ台には、付属品を作り、45度の加工と、毛引き加工が出来る様にしています。
豆カンナは、ステンレスL金具と、彫刻刀白を加工し、台は、白樫を使っています。
木口の加工は、L型ペーパーブロックが主役、膨らんだ場合は、小刀で修正しています。
ノギスと定規、スコヤで、検査をしながら、仕上げました。
段の切込み加工は、毛引き鋸を作りました。本体部分は、楢材、鋸は特大カッターと、鋸替え刃にステンレス板で作りました。
カンナ台に、付属品を付けて、毛引き台にします。
部材カットの最終は、45度のカットです。専用治具は、番号順に、部材を接着しました。
微調整は、組み付け台で、仮組をして、寸法を測ります。
合わないところは、カンナ台に付属品を取り付け、L型ペーパーブロックで、修正しました。
部材を接着して、第一段階が終了します。
治具や工具の活躍で、十分、見栄えよく、出来ています。
天板は、接着していますが、底板は、接着していません。
朴材で作った試作品は、編み込み不能でした。底板を接着したのが原因です。
試し編みは、予定変更、黒檀を使用することになりました。
朴材の試作品も、別の完成形を目指すことになりました。
次回は、穴開けと組み付けで、箱の完成形も明らかにします。
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