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水難妄想 [妄想釣人]

名古屋市の東部一帯には、釣り場が多い。溜池の多くは、川に流れ込む、小さな支流を堰き止めて作られている。北部は庄内川など、南部は天白川などに流れていく。丘と平野部の境は、雨水を集める地形が多くある。ゲリラ豪雨などで、短時間のうちに、水害が発生する。
     

朝から天気が悪ければ、釣行を見合わせるだろう。しかし、晴れや曇りなら、予報が悪くても、決行が多い。釣り人は、水害に遭うリスクが大きいように思う。
     
 風越池に続く丘陵があり、
     
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 降りていった先、信号の向こう側は、水害に見舞われた場所である。池の近くには、水の集まる場所が多く、排水能力を超えた雨が降ると、冠水が起きる。
     
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不人気な池 [妄想釣人]

長池

広い公園の一角にある池である。広い駐車場の階段を上がると、堰堤の上に出る。池を望むと、真ん中に島があり、遊歩道の橋が作られている。堰堤の傾斜は、階段が作られ、この部分は、安全な釣り場になっている。
     
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 池の周りは、公園が広がっている。
     
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二つの池 [妄想釣人]

変遷

風越池は、水源の山が在り、3m以上の水深があった。周辺地の開発で、水源の山が削られ、流入水が激減した。農業用水の役割を終えたため、堰堤の改修工事の折、水位を下げ、水門の位置も変わった。
               

富栄養化が進み、水質が悪化している。水色は緑が濃くなり、アオコが浮くようになった。
     

以前、ヘラ鮒は、今ほど多くない。釣果も、MAXで30枚くらいであった。現在、いい時期には、半日で50枚以上が珍しくない。ヘラ鮒のサイズは、大小様々で、尺くらいが中心である。
     

ヘラ鮒、真鮒、鯉、モロコ、ヨシノボリ、スジエビなど、生物の種は多くない。ブラックバス、オイカワ、が絶滅、ブルーギルも大幅に減少している。
     
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 この池は、北側に堰堤が作られている。堰堤の中ほどにあった水門は閉鎖され、西端に新たに作られた。
     
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 池の南側は、小さな森で、水際は木が覆いかぶさっている所が多い。ヒシ藻が繁茂していたが、アカミミガメの食害により、消失してしまった。
     

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イカリムシ 2 [妄想釣人]

 施設のイカリムシ

 養殖池は、天敵の少ない環境である。過密状態にあるヘラ鮒は、いつも安定宿主になってくれる。養殖業者は、被害を減らすため、何度も投薬を行う。イカリムシは、薬に対する耐性を身に付けたものが生き残る。
     
 管理池のイカリムシ

 管理釣り場は、娯楽施設である。健全な生態系は存在しない。タモで掬われるヘラ鮒は、常にイカリムシの脅威にさらされる。薬を使って、イカリムシ症を防ぐことになる。
     

 薬品

市販の、イカリムシ対策の薬物は、トリクロルホンとアクリノールが主剤の製品が多い。しかし、耐性虫が出現しており、最近は、デミリン水和剤が紹介されている。
 
 科学的な知識をネットで探すなら、最新の知識を選択する必要がある。
         

ケース2 

5月末ごろ、多くのヘラブナに、赤い斑点が表れる。イカリムシの残した傷跡である。一部の者が、旧来の薬剤を、池に散布した。
 
 効果    

アクリノール(消毒薬)の働きで、ヘラ鮒の傷は短期間に消滅していく。
     
 評価

綺麗になった魚体を見て、拍手喝采する人がいる。
     

一方、生態系の破壊行為を憤慨する人もいる。
     

トリクロルホン

トリクロルホンは、有機リン酸化合物で、いわば殺虫剤である。散布は、淡水エビやヤゴなどの水生昆虫に決定的なダメージを与える。また、体が完全でない、成長段階の稚魚も死んでしまう。しかし、養殖場由来のイカリムシは、耐性を身に付けている場合が多い。
     

トリクロルホンの分解は、アオコの餌となり、無毒化される。散布してしばらくすると、アオコの爆発的増殖で、水面に縞模様ができる。
     
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妄想釣人 イカリムシ [妄想釣人]

 妄想釣人はナチュラリスト。
     

彼の妄想と、真実が入り混じった世界である。
     

ステージ

宅地開発により、農地が消え、水源の山も削られてしまった。水の入れ替わりが少なく、富栄養化が進んでいる。ヘラ鮒の生育がよく、人気の釣り場である。ここ数年にわたり、養殖魚を放流している。
     
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         流入水路に、水が無い。
     

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    池のインレットは、堆積物で川筋が消失している。
     
 この様な池は、都市の近郊で、普通に見られるようになった。
     

イカリムシ

イカリムシを検索すると、脅威を感じてしまう。
    
 しかし、その姿は、水槽や、養殖池のような、不健全な生態系の話だ。
     
 野池の事情は、全く違う。
     

実際、イカリムシが発見されたのは、ウナギの養殖場である。野池では、数が少なく、見つかることも無い存在だった。    
 養殖魚に被害が出るようになり、注目されるようになった。
     

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